人格障害犯罪者に対する刑事制裁論 確信犯罪人の刑事責任能力論・処分論を中心にして （慶応義塾大学法学研究会叢書） [ 加藤久雄（法学） ]

確信犯罪人の刑事責任能力論・処分論を中心にして 慶応義塾大学法学研究会叢書 加藤久雄（法学） 慶応義塾大学法学研究会 慶応義塾大学出版会ジンカク ショウガイ ハンザイシャ ニ タイスル ケイジ セイサイ ロン カトウ,ヒサオ 発行年月：2010年05月 ページ数：342p サイズ：単行本 ISBN：9784766417401 加藤久雄（カトウヒサオ） 1942年生（名古屋）。

大阪大学大学院法学研究科博士課程単位取得中退。

法学博士。

国際比較刑事政策研究所所長、弁護士。

元慶應義塾大学法学部教授、ミュンヘン大学客員教授。

日本犯罪学会国際担当理事、日本精神保健政策学会理事。

専門は、国際比較刑事政策、国際比較医事刑法、少年法、犯罪学（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序論　ボーダーレス社会における犯罪現象とその刑事制裁システム／第1編　人格障害犯罪者に対する刑事制裁制度についてー特に、人格障害（精神病質）犯罪者の刑事責任能力と刑事制裁二元制について（人格障害犯罪者の刑事責任能力ー責任主義の危機について／ポストゲノム社会の『高度に危険な人格障害犯罪者』に対する刑事政策ー医療観察法から刑事治療処分へ）／第2編　確信犯罪人に対する刑事制裁制度についてー特に、死刑制度廃止後のテロリスト・暴力団員・大量殺人犯に対する「社会治療」モデルについて（確信犯罪人の処遇に関する比較刑事政策論／死刑制度廃止後の確信犯罪人に対する刑事制裁制度） 確信犯罪人（テロリスト・暴力団・大量殺人犯）に対する「社会治療」による社会復帰の可能性を探究する。

被害者の応報感情への配慮と、治療による社会復帰可能性の重視。

この相克を克服する現在の刑事政策論の問題について、人間の尊厳維持のため死刑廃止論を前提に論究する。

本 人文・思想・社会 法律 法律